2023年03月23日
たはらエコ・ガーデンシティ構想とは?

たはらエコ・ガーデンシティ構想とは?

2003年に環境共生まちづくり環境府省連絡会議にて、「たはらエコ・ガーデンシティ構想」のコンセプトが、環境共生まちづくりの全国モデルに選定されたことを契機とし、地域資源を活用した環境の改善、地域経済の活性化、市民生活の向上を目指すことを目的に「環境と共生する豊かで持続可能な地域づくり」を基本理念として田原市は取り組んできました。2004 年3月に策定した「たはらエコ・ガーデンシティ推進計画」は、2007年3月にエコエネルギー導入ビジョンを包含した計画として改定し、2011年3月の東日本大震災の発生に起因する日本のエネルギー政策の大転換、固定価格買取制度(FIT)の施行、国主導での再生可能エネルギー導入促進を踏まえて、2014年3月に改定を行いました。2020年10月に、我が国が2050年までのカーボンニュートラルを目指すことを宣言したことを契機として、2021年1月に、田原市が二酸化炭素排出量を2050年までに実質ゼロにする「たはらゼロカーボンシティ」を目指すことを表明したことを受け、推進計画に地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を組み込み、2023年3月には更なる改定を行いました。田原グリーンバイオマス発電所は「たはらエコ・ガーデンシティ推進計画」に賛同し、地域の皆様の協力のもと、環境に配慮した発電所運営に取り組んで参ります。

たはらエコ・ガーデンシティ推進計画

基本理念

環境と共生する豊かで持続する地域づくり

基本方針

【方針1】田原市に広がる豊かな自然環境を守り、育て、活用する。

【方針2】市民が健康で楽しく安心して暮らせる地域をつくる。

【方針3】農業や工業などの産業振興によって働く場所を確保し、社会に役立つ仕事をする。

【方針4】7つの主要施策の推進により、誰もが幸福感を実現できる豊かで誇りの持てる環境を、子や孫の世代まで引き継ぐ。

推進目的

◯環境負荷の少ない災害に強い地域づくり

田原市がこれまで進めてきた低炭素社会の実現を更に加速化させた脱炭素社会の実現、循環型社会の形成、地域環境の改善の取組に加え、東日本大震災によって災害に対応した地域づくりの重要性が再認識されたことから、田原市は防災・減災の視点を踏まえた環境負荷が少なく、安心して暮らせる災害に強い地域を目指しています。

  1. ① 脱炭素社会の実現
  2. ② 循環型社会の形成
  3. ③ 地域環境の改善
  4. ④ 地域防災力の向上
環境負荷の少ない災害に強い地域づくり

◯地域資源の活用

持続可能な社会を支える、地域の将来を担う若い世代に対して環境学習等を実施し、豊富な日照量や半島性の強い風、バイオマス等の地域資源を積極的に利活用することに取り組む持続する地域を田原市は目指しています。

  1. ① 自然環境資源の有効活用
  2. ② 再生可能エネルギーの有効活用
地域資源の活用

◯活発な産業と豊かな生活の実現

農業や工業等の地域における産業活動やボランティア活動等、市民参加の拡大による地域活動が活性化することで、働く場所が確保され、日々の暮らしの中において健康で楽しく幸福感を得られる豊かな生活の実現を田原市は目指しています。

  1. ① 地域(市民活動)の活性化
  2. ② 地域産業の活性化
活発な産業と豊かな生活の実現

◯世代を超えて引き継ぐ地域づくり

豊かな生活や産業活動の活性化に不可欠なエネルギーや食糧、水資源を、安定的に確保できる環境を整備し、歴史・文化を守りながら、これらを子や孫の世代まで引き継ぐことができる持続可能な地域を田原市は目指しています。

  1. ① エネルギーの地産地消
  2. ② 食の地産地消
  3. ③ 水資源の確保
  4. ④ 歴史・文化の保全
世代を超えて引き継ぐ地域づくり

推進目的を達成するための7つの主要施策

推進目的を達成するための7つの主要施策
推進目的を達成するための7つの主要施策

たはらエコ・ガーデンシティ推進計画の計画期間

たはらエコ・ガーデンシティ推進計画の田原市としての次期目標年度は、基準年度の2013年度比で二酸化炭素の46%削減を目指す地球温暖化対策計画(国)の中期目標年度に合わせて2030年度とし、長期目標年度は「たはらゼロカーボンシティ」実現の目標年に合わせて2050年度としています。

中期目標年度

2030年度

基準年度の2013年度比で二酸化炭素の46%削減を目指す年度

長期目標年度

2050年度

「たはらゼロカーボンシティ」実現の目標年度

※国・県の動向や、そのほか田原市を取り巻く社会情勢の変化に応じて、必要があれば都度見直しを行うことを検討します

田原グリーンバイオマス発電所の役割

田原グリーンバイオマス発電所は、たはらエコ・ガーデンシティ推進計画の主要施策の中で、以下の3つのプロジェクトに関わっています。

●脱炭素エネルギー導入プロジェクト

二酸化炭素などの排出が少なく、環境にやさしい再生可能エネルギーなどの導入推進を図るプロジェクト

  1. ① 太陽光発電の導入
  2. ② 太陽熱利用設備の導入
  3. ③ 風力発電の導入
  4. ④ ZEV(ゼロエミッション車)の導入
  5. ⑤ 燃料電池の導入
  6. ⑥ 蓄電池の導入
  7. ⑦ バイオマス利活用

取り組み主体

取り込み主体

●エコライフ推進プロジェクト

省資源・省エネなどによるエコライフの推進を図るプロジェクト

  1. ① 人材育成・普及啓発
  2. ② 自然環境を活用した建築物の整備
  3. ③ 省エネ設備の導入
  4. ④ 地産地消・旬産旬消の推進
  5. ⑤ スマートムーブの推進

取り組み主体

取り込み主体

●エコ・インダストリープロジェクト

環境面で優位性を持つ産業基盤を構築するプロジェクト

  1. ① グリーン産業の振興
  2. ② 事業者間エネルギーの連携

取り組み主体

取り込み主体

田原グリーンバイオマス発電所は、バイオマス発電という再生可能エネルギーの創出場所として、地域の循環型社会を作る一員として、地域に根差した事業活動を通して、地域のさらなる発展のため精一杯貢献してまいります。

たはらエコ・ガーデンシティ推進計画の詳細

たはらエコ・ガーデンシティ推進計画のさらなる詳細は田原市ホームーページをご覧ください。